頭痛、頭が重い、ズキズキする ~原因と改善方法~【1】はコチラ
次に頭痛で多いのが、片頭痛(偏頭痛=へんずつう)と呼ばれるものです。これは頭部にある血管が拡張しようとして、他の組織を圧迫して起こるものです。その際に「ズキズキ」「ドクンドクン」というような血液の流れを感じ、拍動するように起こるので「拍動性頭痛」とも呼ばれます。
片頭痛の特徴は、前兆がみられたり、閃輝暗点と呼ばれる光が見えたりすることが多くあります。また、昼寝の後や週末などにも起こりやすいと言われます。また、食べ物も関係しており、チョコレートやチーズ、ビーフジャーキーなど特定のものを食べた後にも起こりやすいと言われます。
余談ですが、よく間違われるのが、これは漢字の問題でしょう、「片頭痛」の「片」「偏」という言葉で、頭の片側に起こるのが片頭痛と思われ方がいらっしゃいますが、少し違います。片頭痛の症状は両側にも起こることも多くあります。
この緊張性頭痛と片頭痛が頭痛の中でも大部分を占め、そして、この両者は混同しやすく、対処を間違えると頭痛が悪化しやすくなるのです。
簡単に言えば、緊張性頭痛は筋肉の収縮で発生します。そして、片頭痛はそれを嫌った身体のリバウンド現象が血管を拡張させ、周囲の組織を圧迫させ、痛みを引き起こします。
そのことで、多くの場合、緊張性頭痛と片頭痛は別々のものではなく、同じ問題の延長線上にあると考えた方が分かりやすいものです。ですから、明確にこの2つの頭痛は分けることができず、時に厄介なものになります。
一般的な対処法としても、緊張性頭痛は筋肉の収縮が原因ですから、お風呂に入ったり、軽く運動したり、マッサージなど血行をよくしてあげれば症状は軽減します。
しかし、片頭痛は血管の拡張に伴いますから、これらの行為は逆に頭痛を強く引き起こしやすくなります。片頭痛の場合は、部屋を暗くして、光や音、においなどを遮り、ジッと安静にしている方が治まりやすくなります。
しかし、これは症状の対処療法なので、頭痛の解決には至りません。そこで、当院としては、やはり頭痛の原因となる首肩の筋肉の収縮を除去することを目指します。
首の周囲の筋肉、特に後頭部や側頭部そして、肩に近い筋肉が収縮することで、関連痛や放散痛を起こし、緊張性頭痛や片頭痛の原因になりますから、それをカイロプラクティックのテクニックの一つトリガーポイントテクニックを用いて、この収縮を除去してまいります。
そして、首肩周りの緊張を除去しながら、今度は首肩へのストレスを軽減させるための普段からの仕事での座り方や姿勢、注意点などをお伝えします。
日常生活から知らないうちに行ってしまっている首肩へのストレスなどを理解してもらい、取り組んでもらうことで、首肩への根本的なストレスを減らしていき、今度は頭痛になりづらい、または頭痛になったとしても、ご自身で対処できるように根本から改善していきます。
頭痛に悩む方は多くいらっしゃいます。しっかり原因と問題点を把握し、しっかり身体の改善に取り組んで、頭痛に悩まされない身体作りを行っていきましょう。ぜひ、頭痛でお悩みの方は江東区亀戸にある当整体院までご相談ください。