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トップ > コラム記事一覧 > 案内と方針 > 過大や誇張した表現にご注意ください。

過大や誇張した表現にご注意ください。

 最近、いや以前からもよくあるのですが「股関節の出っ張りを狭める」「胸郭(肋骨)を狭める」や「顔の骨を小さくする、小顔にする」などのいわゆる骨や骨格を動かしたり矯正をして、脚を細く見せたりウエストを細く見せたり、顔を小さくみせたりできるような広告を雑誌やネット、SNSでみられます。

 江東区亀戸にある当整体院でもたまに「小顔にできますか?」「「骨を動かせますか?」など問い合わせをいただくことがあります。雑誌やネットなどの広告を鵜呑みにしてしまうと、さもそういう技術があるんだと思わせてしまうのですが、非常に危険です。

 真面目にお伝えしますとこの世に「骨や骨格を狭めたり動かしたりする」ということはありえませんし起こりません。整体は昔から「骨や骨格、背骨を矯正する」ということをうたっていましたが、現実的にはありえないということです。あくまでもイメージをうたっているだけです。

 昔は身体の中をみることができないので、そのような説明をしていてもイメージでさも矯正しているようにうたっていた弊害なのか、今でも「骨を動かす」「矯正する」という宣伝がありますが(もう一度言います)現実的に骨を動かすことはできませんしありえません。

 例えば、カイロプラクティックの施術前に身体の骨格をレントゲンで撮ったその後に、骨を動かすような狭めるような矯正をした後に、もう一度レントゲンを撮っても骨や骨格は何一つ動いたり矯正したり狭まったりすることは無いのです。

 また、ビフォーアフターと称して施術前と後を比較して、痩せているようにみせている写真や画像を見かけますが、これもよくみると他人であったり、いつ撮ったかわからないような写真や画像も多いです。またたとえ細くなっていたとしても「骨を動かしたり狭めたり矯正している」わけではありません。

 骨や骨格を矯正したり狭めたりする、とくに美容や痩身のため表現は誇張や過大なものがたくさんあります。注意してください。「細くなりたい」「痩せたい」と思う気持ちを利用してしまうのは手技業界にいる人間として許されるものではありません。

 私自身も育ったカイロプラクティックの学校でこのことを学んでもう20年近くありますが、未だにこのような消費者を誤解させるような表現は無くなりません。最近ではインスタグラムなどで若い女性向けにいかにも体のいい表現で誇張しているところはよく見かけます。

 施術によって変化しているのは骨や骨格ではなく、その部分の水分が移動しているだけです。施術をすればその部分の水分は移動するので細くみえたり、スッキリみえることは可能です。あくまで骨が動くのではなく体内の水分が移動しているだけなのです。気を付けましょう。

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