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トップ > コラム記事一覧 > 身体の話。 > 身体は痛みを隠している。

身体は痛みを隠している。

 突然の首や肩の違和感、腰や膝の痛み。直前に何かしたわけでもないのに、いきなり痛くなることがあります。「原因がわからない」「不思議だ」「検査しても何も問題ない」など気になったり悩んだりする人がいらっしゃいます。確かに直前に何かにぶつかったり、捻ったりでもしたらわかりやすくて納得もいくのでしょうが、違和感や痛みの原因がわからなくても痛みが出ることはよくあります。それは身体が痛みを隠しているからなのです。

 日々の生活のなかで、私達は多くのストレスや生活の負担を受けています。それは気付きづらいかもしれませんが、私達の中にダメージとして蓄積されているのです。人間の身体はある程度のストレスや負担には充分耐えられる力や自然の回復する力がありますので、大抵のことは問題なく解決しているのです。

 若い時ならそれこそ一晩寝れば朝には元気に起きて「治ったよ」と言ってしまうものです。またお風呂に入ったり、ストレス解消したり、軽く身体を動かせば大抵のことは解消できているものです。(若いって素晴らしい!)

 しかし、それも多くは若い内です。段々と寝れば治ることが少なくなってくるのです。そして日々のストレスや生活の負担は少しずつ増えていきます。そしてさらに人間の自然な回復力は衰えていきます。

若い時     日々のストレスや負担 ≪ 回復する力
年齢を重ねると 日々のストレスや負担 ≫ 回復する力

 そうなると、人間の身体は結局「隠す」しかないのです。数字でイメージすると10の負担を受けて10回復したのが、9.99しか回復しなくなるとします。その場合、0.01の負担を身体のなかで隠すしかないのです。そしてその0.01は月日を越えて身体に貯まっていきます。

 その小さいダメージは自分自身で気づくことはほとんどありません。それくらいなら誤差に近い感覚くらいなものです。しかしそんな小さい負担も少しずつ積もっていきます。そして積もってきたとしても、人間はそれに対して慣れてしまいます。「こんなもんでしょ」「いつもこんな感じ」と錯覚すらしてしまうのです。隠しているのが当たり前になってしまうのです。

 そしてどこに隠すかというと「筋肉」になります。筋肉が緊張短縮という状態になるのです。この緊張短縮は後々痛みを生み出す現象を起こします。それは病院での検査やレントゲンでは映りません。何もしていないのに痛くなっている方の多くは筋肉に問題を隠してしまい、痛みを生み出してしているのです。

 身体は知らないうちに痛みを隠します。「何もしていないのに痛くなった」「病院で検査しても問題ないと言われた」など気になる方はぜひ身体の隠している痛みを考えてみてください。

 気になることが、あればご相談ください。

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