首の痛みや肩こりでお悩みの方が少なくありません。首のケガや病気による症状を除いて多くの方が首の痛みや肩こりの原因は不明な方が多いことがあります。しかしそのような原因不明の中でもやはり首や肩の負担となるのは頭の重さ、そして重心の位置が関係します。
頭はとても重いものです。この重さも適正な位置で保つことが出来れば充分に支えられる位の力が首や肩には存在しますが、それでも日常生活の中で重心の位置がずれていってしまうことがほとんどです。
頭の重心がズレる時の代表と言えば、今でいうと思い当たるのがスマートフォンを使用している時であり、またパソコンやノートパソコンを使っている時もそうです。どうしても知らず知らず前に傾いてしまいます。
そして座っている時もそうです。イスやソファに座っている時、床で胡坐や座椅子に座っている時、気にしなければ頭の位置は前にズレていってしまいます。日中でいえばほとんど仕事や自宅で座っている時に負担をかけています。
頭の位置が前にズレていってしまうとただでさえ重い頭の重さがテコの原理で何倍にもなってしまい、首や肩への負担が増えれば増えるほど筋肉が疲労を起こし、緊張短縮して痛みを飛ばすトリガーポイントを生み出し、首や肩だけではなく、頭痛やあごの痛み、腕のしびれなど首や肩、背中などの痛みに繋がっています。
頭の位置が前にある姿を、多くの人は「猫背」と呼びます。また首の痛みや肩こりで悩んで整形外科に行きレントゲンを撮るといわゆる「ストレートネック」と呼ばれてしまいます。
猫背やストレートネックは原因を表すのではなく、その状態を表しているだけで、言葉から考えてしまうと「背中や首の問題」と捉えられてしまうので、適切な言葉ではないと考えていました。
そこで頭が前に行っている状態、首や肩の筋肉に負担がかかっている状態、首の痛みや肩こりの原因になる頭の位置の状態を「フロントヘッドロック(ＦＨＲ)」と呼びたいのです。
これは文字通り前方(フロント)で頭(ヘッド)が固まっている(ロック)を指します。元ネタは「プロレス」にある関節技の一つですが、ピッタリかと思いこの言葉を当てて啓蒙していきたいと思います。
言葉の印象はとても大切です。その言葉が下手をすると問題の根本さえ変えてしまうこともあります。特に身体の問題では印象操作が強くあり、テレビや雑誌などでタイトル詐欺(消費者の気をひくために少し煽るところ)に近いものが見受けられます。
首の痛みや肩こりでお悩みの方はいち早くフロントヘッドロックから抜け出しましょう。首の痛みや肩こりで気になることがあれば江東区亀戸にある藤かめいど整体院までご相談ください。
