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トップ > コラム記事一覧 > 正しい座り方 > 腰痛にならないために普段から避けた方がいいイス Part.11 キャンプのイス

腰痛にならないために普段から避けた方がいいイス Part.11 キャンプのイス

 腰痛にならないために普段から避けたほうがいいイスがあります。それはディレクターズチェアに代表するような折り畳みのできる布生地のイスです。

 これは何が問題かというと腰痛にならないために普段から避けたほうがいいイス【10】に書いたプラスチックの凹むイスと一緒の理由で布生地に問題があるのではなく、その形状に問題があります。

 このディレクターズチェアは今やキャンプやBBQはなどのアウトドアにお出かけする時やフェスやイベントなどで出かける人など屋外や郊外で何かするときによく使われています。

 確かに折り畳みができるために持ち出すのも便利ですし、野外や郊外で座る場所を確保するためにもこのイスはよく使われるものであります。

 このイスは座る場所、座面の形状に問題ができてしまいます。折り畳んで持ち運ぶために座る場所の素材は「布」をパンと張ったものになります。

 それはどんなに張っている状態としても単純に男性が60Kg近い体重がそこに乗れば凹んでしまうものです。そしてその凹んでいる形状がやはり腰によくないのです。

 ディレクターズチェアにも色々あります。簡素なものから豪華なものまでたくさんの種類がありますが、その形状自体に変わりはないので、豪華なものもあるかもしれませんが布タイプで座面が凹んでしまうのはあまり差はないです。

 多くの人が誤解しているポイントの一つに凹んでいる形は人間のお尻の形に合ってフィットしていて身体にいいと思われているところです。身体の形に合っていれば負担が少ないと誤解をしがちなのですが、本来負担をかけないポイントがずれてしまえば逆に負担になってしまうものです。

 腰にとって守らなければいけないのは「腰椎の前彎」であり、お尻の形ではありません。身体がすっぽり包まれていると安心するかのような錯覚を受けますが、本来大切にしなければならないものをしっかり守っていかなければ腰痛になってしまいます。

 このような布生地のディレクターズチェアなどに座ると布生地に沿ってしまい座面の形が凹んでしまいます。そこに座ればお尻が沈んでしまうので腰は腰椎の前彎を作ることができづらくなり、身体は屈んでいるかのような状態になってしまいます。

 ですから、このイスに座り続けると腰への負担が続くので立ち上がるときに腰が痛くなったり、下手をしたら次の日に腰痛になってしまいやすくなります。

 もちろん、屋外でのイベントで座る場所が無いので持っていってしまうのは仕方のないところでもありますので、使用の際は気を付けて使用してもらうことをお願いします。

 江東区亀戸にある藤かめいど整体院では座り方教室を開催しております。気になることがあればぜひご相談ください。

腰痛にならないために普段から避けた方がいいイス【12】

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