座り仕事の方で腰の痛みに悩まされている方がたくさんいらっしゃいます。
「イスに座るのが辛い」
「座っていると腰が痛くなる」
「長く座っていられない」
・・などなど座り仕事の方の腰の痛みは多いものです。そのような時はどうすればいいのか。
座っていて腰が痛い時、「あれ?ちょっと気になるな・・・」と思った時、まずは簡単なことですが「イスから離れる」ことです。
単純ですが、これが大事です。結構痛みを感じていてそのまま座り続けてしまう方がいらっしゃいます。ちょっと姿勢を変えるだけでまた座り続けてしまいます。
痛みを感じることが特段珍しいことではないのか「あれ?痛いな・・・まあその内無くなるだろ」と座ることを続けてしまうのでしょうか(確かにたいていはそれでも問題が無いのかもしれませんが・・)そのまま放っておいてしまいます。
しかし、下手をすれば時にその痛みを感じるのが段々と強くなり、イスから立てなくなってしまう方もいらっしゃることがあります。これはよくある話です。
基本的に座っている状態が腰への負担を強くかけてしまっていますから、そのまま座っているまま姿勢を変えてごまかすのではなく、イスから離れ少し歩いてしまいましょう。
歩くことで「痛みを我慢している部分」の負担が軽減されるだけでも身体は回復を始めます。それは走るのを止めれば荒くなっていた呼吸が整うのと一緒です。
痛みを我慢して、緊張させていたら一時的に痛みの緩和が起こりますが、そのままにしておくと危険な時があります。まずはイスから離れましょう。それがまず改善の一歩になります。
次にイスから離れてみてもあまり変わらなければ「腰を動かしてみる」ことです。
「立ち上がり、少し反るような感じで腰を前に動かし、数回これを繰り返してみます」最初に腰を前に動かす時は少し痛みを感じるかもしれません。無理のない範囲で少しずつ動かしましょう。横に腰を振るように動かすのもありです。
動かすことで痛みの緩和や血流の回復が起き組織の改善に繋がります。痛いのを我慢しながら固まっているとますます痛みが強くなることがあります。
理想を言えばこの動きは「痛くなってから」だけ行うものではありません。むしろ、普段から予防としても可能な動きなので、座り続けず、定期的にこの動きを行って予防にも努めてください。
イスに座る時間がついつい増えてしまうのは仕事などで多くなると思いますが、座ったまま固まっていることの方が腰にはとても良くないので、意識してイスから離れ、腰を動かすようにして腰の痛みが増えないように気を付けていきましょう。