これから寒くなってきますと、温泉に行きたくなりますね。温泉入って「身体を温める」とても身体にはいいことです。
水やお湯に身体を浸すというだけでもお身体にとってはストレス解消になりますし、また人間の身体は「36度前後」で保たれているので、温めて血液が循環することで、身体の各種細胞に栄養や酸素を届け、老廃物や細胞の死骸を回収したりすることで身体の細胞の活動を手伝っていくことは身体にとって大事です。
人間にとって「冷え」は最大の敵です。1度体温が下がるだけでも色々な問題が起こり病気になったり、免疫が落ちてきたりします。身体は何と言っても「温める」ことが大事です。
身体を温めたり、血液循環をよくするのは温泉だけではなく、アルコールやマッサージなどもあります。これらは大体、温泉施設にセットで存在しています。しかし問題なのが「温泉とお酒とマッサージ」を一緒に行ったり、続けて行う事です。
このお話をお客様にするとたいていこう言われます。
「お湯に浸かりながらお酒飲むのが通じゃない!」
「温泉後のマッサージ最高だよ!」
「飲んだ後はひとっ風呂入ってアルコール抜くんだよ!」
「温泉→お酒→マッサージなんて日本人の黄金コースじゃない?よくやるよ。それがいいんじゃない!」
・・などなど(まあ、私もこの職業するまではそう考えてましたから)お酒には、血管拡張作用があり、身体の循環をよくします。マッサージも筋肉を緩めて、血流を改善します。
しかし、温めて血流よくするのもやはり限度がありますし、これらが行き過ぎて問題になった例もよくお聞きします「次の日揉み返しがひどかった」「だるくなってしょうがない」などなどです。ず~っと昔から日本人には馴染みのある行動ですからなかなか理解が難しいかもしれません。
温泉、お酒、マッサージなどどれもそれだけで十分血流を上げる効果がありますからそれぞれ単独で行う分には構いませんが、これらを重ねることで、だるくなったり、気持ち悪くなったり、身体の節々が痛くなったりしやすくなります。
江東区亀戸にある当整体院でも施術の前に飲酒されたお客様は施術をお断りします。
アルコールで血管拡張している状態でさらに施術を重ねることでだるくなったりしやすいこともありますし、また神経の反応も鈍るので施術の効果が判別しづらくなります。駅前にあるマッサージ店ではよくお酒の後に行かれる方を多く見かけますし、またそういうお店も受け入れてしまいます。
身体の事を真剣に考えれば「温泉とお酒とマッサージ」は続けて行うべきではありません。
冬の楽しみや温泉での醍醐味かもしれませんが、「温泉」と「お酒」と「マッサージ」はどれも別々に行うことをおススメします。別々行うだけでも充分に身体にとってはどれもよいものですから。うまく活用して寒さを乗り切っていきましょう。