「背中が丸まりたくない、背筋を伸ばしたい」
「猫背になりたくない、猫背を治したい」
「姿勢を良くしたい」
・・などなど日本人は結構姿勢を気にする傾向が強く、脱却したい方が少なくありません。街中にある整体院とかでも猫背矯正や姿勢矯正、猫背を治しましょう。などがたくさんあり、またテレビや雑誌でも猫背矯正ベルトや姿勢矯正コルセットなど多くの商品が通販や紹介などがされています。
「背中が丸まりたくない、背筋を伸ばしたい」「猫背になりたくない、猫背を治したい」「姿勢を良くしたい」という気持ちはわかりますが、正直言うとこれらの「言葉」が身体に対して適当ではないので多くの方が誤解をしてしまい、改善が進まない方がみられます。
「猫背は背中の問題ではありません」
「猫背は頭の位置の問題」
「猫背矯正のために胸を開く理由はありません」
「肩が前に行くのは気にしなくていいです」
姿勢を良くしたいということはわかります。当整体院でも姿勢の話しはよくします。しかし猫背を治しましょうとは一切言いません。それはよく皆さんが使われている言葉や表現が適当ではないだけで目的は一緒です。言葉が現実を上手く表現できていないので、ちゃんと適切な言葉を使って説明します。
まずはそもそも「背中が丸い」とありますが、背中とはどこなのでしょうか?背中とは解剖学的に言えば胸椎1番から12番までを指します。(ちなみに頚椎は首、腰椎は腰になります。)
この胸椎は背骨を構成する一つで上に頚椎、下に腰椎があり頚椎、胸椎、腰椎の3つが合わさって背骨となります。背骨は横から見るとカーブしており、頚椎と腰椎は前側にカーブしており、背中の胸椎は後ろにカーブしてます。
ですから背骨を横から見るとS字のようにカーブしています。これはカーブすることでバネの役目を果たすのでカーブしていることはとても大切なのです。
そう「胸椎(背中)は後側にカーブしている」のです。つまり元々背中は構造的に「丸い」のです。ですから、背中は丸まっているのが当然です。いや丸くなくてはいけません。背骨のバネの役目が無くなりますから。
猫背も不思議な言葉です。どこから生まれたのかわかりませんが、猫のように丸まった背中を現しているのでしょうか。さっきも言ったとおり背中は丸いので、猫背という言葉自体おかしいのだす。当然猫背は矯正すべきものでもありません(歯列矯正じゃないんですから)
では姿勢を良くしたい人はどうすればいいのか?それは首、そして頭の位置です。これが姿勢が悪くなる原因です。背中が丸いから、猫背だからというのは適当ではありません。むしろ首の改善や頭の位置を意識することで本当の姿勢の改善になります。
詳しいことが気になる方はお気軽に江東区亀戸にある藤かめいど整体院までご連絡ください。